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登録者 石塚 美津夫
日付 2005-06-20 12:38:31
題名 Re: [ppsniigata-FoodSafety]【まとめ】素材案に関する議論全体
あまりに高度な内容なので、なかなかついて行けません。
食と環境というところで一言。
同じ食糧と食料という言葉でも違うと思います。
食糧は土と関係しているもので、主に穀物を中心になるかと思いますし、食料というのは加工も含め口に入るすべての物が対象だとおもいます。?
これを一色単にするとあまりにも範囲が広くわかりにくいものになりがちではないでしょうか。
私は、農家なので食糧というのはただ生産するのではなく、環境を破壊しないでいろんな生物が生き続けることが背景にあるべきと考えます。
従って、生産者、消費者双方とも環境というのは関係してくることで、お互いに知恵を出し合って行政が関与するヨーロッパ型の環境支払い的な考え方も必要ではないでしょうか。?
----- Original Message -----
From: <funahasi@....;
To: <ppsniigata-FoodSafety@....>
Sent: Monday, June 20, 2005 11:02 AM
Subject: [ppsniigata-FoodSafety]【まとめ】素材案に関する議論全体
> 議事進行係舟橋です。
>
> 一応、当初の予定通り週も明けましたので、今までの議論をまとめて見ました。
> まとめる私の力量不足で、ご意見頂いた方の思いをきちんと反映しきって
> いないかもしれません。
> どしどしとご指摘ください。
>
> また、
> ・こういう視点のものを盛り込みたいけど入っていない
> ・具体的にこういう条文の方がいいのではないか
> ・この辺の意見ををまとめるとこういうことではないか
> など、ご意見がありましたら、どしどしお寄せください。
>
> 専門家の先生へお願い。
> 先生方の視点から見て、
> ・こういうところが抜けている
> ・こういう話題はもっと議論すべきだ
> という部分があれば、ご指摘いただければと思います。
>
> 以上、宜しくお願い申し上げます。
>
> --条例制定に直接関わる話題----------------------------------
>
> ・条例名称案
> ・「にいがた食べもの納得条例」「にいがた食のセイフティー条例」(島本様)
> ・「雪国はつらつ条例」のように分かりやすいもの(竹内様)
>
> ・基本理念関連案
> ・「県民の健康保護が最も重要との視点」→
> 「県民の健康を阻害する要因を予防し、排除する視点」
> ・「県、生産者及び、県民の協働と相互理解が重要」→
> 農業、食品製造業、食品サービス業、有識者、マスメディア等
> ・責務をおう関係者にJAや普及センター(県?)、農業共済組合等
> を付加すべき(竹内様)
> ・「食と農の視点を重視」「農業生産県として、県民は、農業と
> 食の安全に対する理解を深める」→
> 漠然とした表現なので、より詳細に項目別に明記した方が良い。
> ・「にっぽんの主食を大切にする新潟県農業はクリーンです」と
> 宣言できるような目玉(目標)を掲げるとよい
> ・「ちょっとおかしくない」その感覚を大切に(天明様)
>
> ・関係者の責務と役割
>
> ・生産者及び事業者の責務
> ・県民が(消費者が)自ら安全と思う食品を選択する自由を尊重する。(竹内様)
> ・生産者及び事業者はその事業活動に係わる食品その他のものに
> 関する正確かつ適切な情報の県民への提供を積極的に行なうように
> 努めるとともに、国、県又は市町村が実施する食の安全・安心に
> 関する施策(国等の施策)に協力しなければならない。(島本様)
> ・安全に関する知識の普及活動の推進(北陸研究センター様、島本様)
> ・生産者の中には下記が含まれる(田村様)
> 農耕業者(稲作、野菜、果樹等栽培)
> 畜産業者(畜産、酪農、養鶏、養蜂)
> 漁業者(栽培漁業、採捕漁業)
> ・事業者の中には下記が含まれる(田村様)
> 食品製造業、食品調理業
> 食品流通・卸・販売業(食品衛生法の適用範囲)等
> 市場などの食品せり売り業、食鳥処理場やとちく場
> 薬局(健康食品流通)も販売業に含まれる
> ・食品を取り扱う全ての従事者は食品の安全性に関する教育を
> 受けなければならない。(田村様)
> !食品衛生責任者の講習会だけではなく、一般従業員や
> 生産者を含めた広いものを!
> ・生産者の責務のありかた(滝沢様/山崎様)
> ・生産履歴の取り方(竹内様/滝沢様)
> ・予報情報の入手の現状(竹内様/滝沢様)
>
> ・県の責務
> ・県民と生産者及び事業者、県が相互理解を深めるために
> 情報交換をする場を日常的に設置する。(竹内様)
> ・「食は生命と健康の基本」(島本様)
> ・「食品の生産のための良好な環境を保全」(島本様)
> ・「消費者から信頼される」(島本様)
> ・「食の安全・安心を確保するための決意を明らかにし」(島本様)
> ・「県民の総意としてこの条例を制定」(島本様)
>
> ・県民の役割
> ・県民は、食品の消費に際し、その安全性を損なうことのないよう、
> 適切に行動し、並びに食品の安全性、食生活、地域の食文化等
> 食の安全及び安心に関する知識及び理解を深めるよう努めなければ
> ならない。(島本様)
> ・県民は、国等の施策及び生産者及び事業者の取組みに対し
> 食の安全・安心に関する意見を表明し、又は提案し、並びに国等の
> 施策に協力するよう努めるものとする。(島本様)
> ・安全に関する知識の集積(北陸研究センター様、島本様)
>
> ・その他
> ・関係者の中にメディアを(小松様)
> ・情報媒体は一般メディアに限るべき。各種圧力団体はふさわしくない(島本様)
>
>
> ・食品の安全・安心確保に関する基本施策
> ・施策の実施にあたっては県民と関係者の相互で情報を
> 共有できる場を設ける(竹内様)
> ・やりとりは可能な限り、十年単位で保管されるべき(竹内様)
> ・県は遺伝子組換え作物と他の作物との交雑や混入の防止に関して
> 必要な措置をとる。(竹内様)
> !責務の中の「県民の安全で安心な食品の選択の自由な機会を確保すること」
>
> が必須条件!
> ・国、他県、市町村、生産者・流通団体や県民団体、研究機関等との連携を
> 強化し、情報を共有する(竹内様)
> ・みんなで勉強する機会を作って、安全性に関する研修して、勉強をして、
> 議論して、ベースから作っていくシステムを(田村様)
> ・県は遺伝子組換え作物と他の作物との交雑や混入の防止に関して必要な
> 措置をとる。」の必要な措置ですが、具体的には「遺伝子組換え作物の
> 栽培(実験を含む)にあたっては栽培者が事前に栽培計画を知事に届け
> るものとする。知事はこの計画を公表し、県民の意見を募集して計画を
> 評価・承認の是非を決定しその結果を公表する。(竹内様)
> ・「消費者(生活者)の権利を保護するための法整備」
> 「政策決定に科学的根拠を持たせるシステムの構築」
> 「リスクを負った県民の人権尊重の立場に立った予算
> 編成上の原則樹立(保証など)」「生活者の権利を
> 明確にする事」(島本様)
> ・教育に、「内分泌かく乱化学物質問題」等の深刻な問題も含めた、
> 早急な対策を盛り込む必要(島本様)
> ・学校給食において食材について「国内産(できれば地産地消)を」
> 食器は「容器包装法の基準にそった安全な素材のものを」確保(島本様)
>
> ・第三者機関、そのほか
> ・岐阜県の「食品安全監視総監」(島本様)
> ・食の安全に関わる公的窓口の一本化(竹内様)
> ・ネット等を利用した、情報の共有化を(竹内様)
> ・素材案の言葉の難解さ/条例関連の言葉の難解さ
> ・分かりやすい表現が必要(ご意見多数)
> ・法規係による審査(山崎様)
>
> --条例制定に反映させたい考え方に関する話題------------------
>
> ・食育について
> ・食育をする対象:親が良い(田村様)
> ・学校給食は、経費削減が第一番の重要事項(島本様)
> ・給食は今後も文部科学省の学校教育課の体育を管轄する
> 部署での取り扱いで良いかどうか(島本様)
> ・多くの国民(県民)に周知する方策+重点的に教育(島本様)
> ・「作る」〜「食べる」にいたる体験ができる場を(中沢様、柳田様)
> ・子供を生み育てる「母親」の食育(作る〜食べる)を地域がサポート(中沢様)
>
> ・親にも食育が必要(小泉様)
> ・学校でも、食育を生徒ではなく、父兄にと要請がある(小泉様)
> ・調理自習で使った材料は、地元のものを使い、生産者の顔が見えよい(小泉様)
>
> ・過去の食関連政策の成功失敗を生かす必要がある(島本様)
> ・科学リテラシー、メディアリテラシーの不足(柳田様)
>
> ・ビジネスとしての食
> ・地域の食品産業のをどう活用するか(松延先生)
> ・生産者の顔写真入りのものなど、生産者としての自覚がもてるのでは(小泉様)
>
> ・作物の認可と輸出入戦略が欧米ではある(島本様/竹内様)
> ・日本人は遺伝子組換えの米(作物)を食べるか(島本様)
> ・自国で消費されない作物を外国へ輸出、支援では問題では(島本様)
> ・ビジネス戦略としてニーズの低い米は避けるべき(竹内様)
> 1)高価格帯のおコメ 2)遺伝子組換えのおコメ
> ・本農産物の海外輸出策は現実的ではない(竹内様)
> ・偽物対策として、相手国で商標登録しておく必要(竹内様)
> ・世界一高く、もうけは少ない日本製食品の輸出コストとしてみあうのか(竹内様)
> ・産地間競争者の立場からの新潟として戦略を(松延先生)
> ・条例といえども、世界に対する説明責任が自然に発生(松延先生)
> ・食文化もまず再検討(松延先生)
> ・商業と農業と学校が連携したまちづくり(名倉先生)
>
> ・話し合いの重要性
> ・「地元住民等の納得が得られるかどうか」が最も重要なポイント(山崎様)
> ・食への不安感は行政機関への不審感(島本様)
> ・大切なのは「規制」ではなく「話し合いの回路」(山崎様)
> ・100%安全でないと「安心」できない。では議論はまとまらない(小松様)
>
> ・食等の安全の情報への接触の問題
> ・各機関の情報発信のあり方(竹内様、松延様)
> ・記事にして配信するメディアのあり方(竹内様、松延様)
> ・受け取る県民のあり方
> ・メディア情報との接し方一般(竹内様、松延様)
> ・科学情報を読み解く力(竹内様、松延様)
> ・実際の政策化される時の時代遅れな情報(竹内様)
>
> ・食と環境
> ・田圃が単なる米の生産現場なっている/本来は自然と触れ合う環境(田村様)
>
> ・遺伝子組換作物の安心・安全(島本様他)
> ・品種改良と遺伝子組換の違い(Q:神田様、A:西村先生)
> ・安心感がえられない原因:スピード感では?(名倉先生)
> ・遺伝子組み換え食品に対して議論している関係者の
> ・それぞれの背景を理解する事の重要性(西村先生)
> ・「緑の革命」への反省から遺伝子組換え作物は使うべきでない。
> 生産者、消費者の選択の自由は尊重。 (竹内様)
>
> ・食の選択肢
> ・着色料抜きのものの購入ができない(中沢様)
> ・本物の食体験の不足(中沢様)
> ・給食による一方的な食提供(島本様)
>
> ・安全と安心の相関(田村様)
> ・安全は安心の原因になるが、安心だからといって安全とは限らない
> ・条例に安心を入れる意図(Q:田村様、A:山崎様)
> ・科学的安全を暗視に結び付ける第三者機関(田村様)
>
> ・北海道の食関連政策
> ・道産食品全国表示ウォッチャー(拝田様)
> ・北海道食の安全・安心条例(島本様)
> ・北海道遺伝子組換え作物の栽培等による交雑等の防止に関する条例(島本様)
> ・北の大地のめぐみ愛食運動(島本様)
> ・条例の分かりやすさの重要性(名倉先生)
>
> ・その他
> ・どのくらいなら(リスクを)許容できるのか、というところが
> 一人一人違う(小松様)
> ・科学は万能で無いが、その時最善の科学の言葉で議論するしかない(小松様)
> ・食品衛生上非常に危害が大きい行為をメディアは普通に報道している(小松様)
>
> ・新潟県食品安全条例(仮称)制定に向けての県民意見交換会
> ・生活者の消費生活は一般に県外との流通を基本に成り立っていて、
> 他県の食品安心・安全条例と(生産者などと)連携しないと生活者の
> 安心・安全は確保できない(竹内様)
> ・ワークショップをやってみては?(田村様)
> ・よりグラフィカルな表現が必要(田村様)
> ・政策立案力の向上(島本様)
> ・この会議室のようなものが常にあると良い(竹内様)
>
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> --
> 食品安全条例制定に係る県民会議室
> http://pps.NI.tama.ac.jp/niigata/ppmenu.cgi?board=846164133
> 新潟県庁/食の安全インフォメーションWeb
> http://www.pref.niigata.jp/fukushihoken/seikatueisei/syokuinfo/
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