Niigata Public Platform System



 食品安全条例制定に係る県民会議室 

 



登録者　西村 訓弘
日付　　2005-06-06 19:14:51
題名　　Re: 遺伝子組み換え産品・食品について


遺伝子組み換え作物（ＧＭＯ）に関する議論を拝見し、少しだけコメントをさせていただければと思いますので、以下、ご参考いただけますと幸いです。

私自身は遺伝子工学分野での研究を20年以上行っており、生命現象を探求することと、そこで見つかった現象を実社会にどのように利用するのかを日々考える仕事をしています。20年ぐらいこの分野にかかわっていると遺伝子組み換えとかバイオテクノロジーというものの受け取られ方も時代とともに変化してきているように思います。バイオテクノロジーとか遺伝子組み換えという言葉が生まれたのは1980年代半ばだったと思います。このころはとても新鮮な技術分野でしたが実用に関しては未来の技術という感じだったと思います。それが1990年代に入ってからアメリカで起こってきたバイオブームによってバイオ技術を使った企業（製薬など）が急速に成長する時代となり、特に医療の分野ではバイオテクノロジーが現実的なものとなってきたと思います。この時代に同時並行的に構築されてきた分野が研究目的で利用されていたトランスジェニック動物・植物（遺伝子組み換え生物のことです）を応用したＧＭＯであり、欧米系の企業群では医薬品に並ぶビジネス領域として活発な研究開発が進められました。つまり、1990年代に入ってからはバイオテクノロジーは夢の技術ではなく現実的な技術として欧米では捉えられていました。これに対して、日本では確かにバイオブームというものが起こり一部の研究者・企業ではバイオ技術を用いた製品開発など研究開発を積極的に行う人たちもいましたが、人数、規模ともに圧倒的に負けていたというのが実情でした。そのような日本と欧米との分野での格差（技術領域以外で日本が負けたことの象徴としてゲノムプロジェクト＜人の全遺伝子を読み明かすプロジェクト＞で日本がほとんど役に立たなかったことなどがあります）を受けながら、21世紀に入り、日本でも本格的なバイオブームが起こってきました。このことは一般の消費者の方々はあまりご存知ではないかと思いますが、最近バイオだとか遺伝子組み換えという言葉が一般的な言葉として知られてきている背景には、このような研究者並びに企業で起こっているバイオブームによるところもあるとご認識いただければと思います。このため最近では、バイオとか遺伝子組み換えが研究者の世界での技術ではなく、一般消費者にとっても身近な技術になっているというのが最近の状況だと思います。（実はこの一般化してきた時間軸のずれも研究者・企業サイドと一般消費者サイドでのこれらの言葉と技術に対する印象のズレの一因となっているとも感じています。）

なぜ、上記のような時代背景を延々と書いたかについてですが、これは物事の解釈する上で、その事象に関与する当事者のそれぞれの立場に立った側面から見ないと、全体像が見えてこないのと思ったからです。また、同様に、「安心・安全」という物事の見方に対しても、その解釈の上でのズレがこういった技術を議論するうえで微妙な影響を与えているとも思ったからです。

安全と安心について、若干、私なりの考えを述べさせていただくと、「安心」は精神的な尺度で測られるものであり、「安全」は物質的な尺度で図られるものだと感じています。「安心」というのは個々の人にとって基準が異なるような気がしますし、「安心な事・モノ」の絶対的な判別方法はなく、人々の総意の傾向がそのように認識しているので、そのように判断できるという「あいまいさ」を含みながら結論づけられるものだと思います。一方の、「安全」とは、たとえば感染菌がいるか、いないかなど、物理的な尺度で危険性の表示が可能なため、「安全である・なし」が個々人の基準に左右されず、共通化（規制）できるものだと思います。そのように考えると、安心・安全という異なる尺度の基準を織り込んで条例を作っていく作業というのは大変なことだなあと個人的には心配をしていますが、いずれにせよ、時代の流れとしてこの「安心」と「安全」の両面から日々の生活を守っていくというのは、とても重要なことだと思います。

ＧＭＯの議論に話を戻しますと、この議論の当事者（推進派：あえてエイヤッと枠にはめてしまうと研究者・企業という昔からバイオ分野で仕事をしてきている人たち、と、慎重派：これも異論はあるかもしれませんが傾向として一般消費者）間で、考えている視点が異なっているため意見が議論にまでも至っていないのではないのでは、というのが私の感じているところです。推進派という人たちは科学技術の視点からＧＭＯをずっと見てきた人たちであり、それを実用化してビジネスをしようという視点から消費者に対して説明を行うことになります。このため、彼らの視点は「安全」かどうかということだと思います。現に、「安全性」については科学的に証明したと彼らは主張していますし、それを基にした論理立てをしての説明に主眼を置いているように思います。（もう一点、日本の研究者サイドには上述の欧米に遅れてしまったとの反省と焦りから是が非でも追いつきたいという気持ちもあります。そのため、科学技術の遅れへの危機感と科学技術で勝つことで得られる将来のメリットというものを前面に出して議論を展開するケースもあります。）　一方の消極派（反対派）の視点は「安心」かどうかというものではないでしょうか。「遺伝子組み換え」とか「バイオテクノロジー」などというＳＦ的なイメージから、なんとなく「恐ろしい」とか「危険」という感じを受けたり、「触れてはいけない生命現象への介入」など倫理感からの抵抗というのがあるように私は感じています。このため、対峙しているそれぞの当事者が理論立てをしている足場が、「安全」と「安心」という尺度の基準が異なっているため、そもそも議論としてかみ合わないのではというのが、私の感じているところであり、ひとつの問題提起になります。

上記のような事に関して私の意見はあえて無しとしますが、遺伝子組み換え食品に対して議論している関係者のそれぞれの背景を理解すること、また、「安全」・「安心」のもつ尺度の違いも意識されることが重要だと申し上げさせていただければと思います。またそのようなご認識の上で、今後、新潟県においてどのような理論展開（正確には武装）を図るのか、また、県民の皆様にとって何が最良なのかという終着点を見出し、条例の中に落とし込んで行っていただければと思います。

三重大学医学部産学連携医学研究推進機構
西村訓弘


>
> 遺伝子組み換え産品・食品について、早くもそれぞれ説得力のある議論が
> 活発に出されており大変勉強させていただいています。
>
> 私はこの問題に大変な長い間強い関心を持ってきていますので、とりあえず
> 大略の感想を申し上げたいと思います。
> おって段々に各論的に私が体験した事などを混ぜて意見を差し上げたく
> 考えています。
>
> 遺伝子組み換え技術は、これからの社会のあり方、個人ひとりひとりの生活・生命に深く関わりがある大変画期的な科学技術であってそのプラスもマイナスも世界的な視野からまず見ていく必要がある様に思います。
>
> まずは計り知れないプラスの面ですら日本ではまだ伝えられていない面が
> まだ多くあるような気がします。しかし、メリットの例は別の機会にゆずるとしましょう。
>
> 一方、まず健康や環境などマイナスの面は多々論じられ、あるいは直感的に感じた人人
>
> それぞれが「食の不安や不信」という形で意見表明されておられるのを
> 既に幾つか掲載されているものを拝読いたしました。
>
> 確かにマイナス面を指摘する不安・不信の意見は「今までのところ科学的には
> 立証し難い」ことが多いように思えます。
> といってこれを非科学的と断じることも間違いです。
>
> この会議を機会に、是非漠然と反対から其の中でより確信的に、より戦略的に
> (反対あるいは条件的賛成にでしょうか)になられる意義がたら
> 今世界的にはこのお問題を自然科学だけの見地からでなくて
> 幾つかの社会科学の視点から見ていく動きがでてきているようですし、
> 理論の面だけでなく現場の目線から見ていく動きも出て来ています。
>
> 勿論，他の産業の力例えば地域の食品産業のをどう活用するか、
> 他の先端産業技術はどうなのか、伝統文化、潜在的な地域資源
> 例えば新潟の食文化は世界でどう力になれるのかなれないのかも考えてみたいと思っています。
>
> この遺伝子組み換え作物・食品の問題は、先進国対途上国、先進国の中でも
> 米国対EU対日本、アジアの中でも日本対中国・インド対その他の途上国という視点が大事でしょうし、巨大多国籍企業対従来の種苗会社対国の試験研究機関対機関県研究機関対個人という複数の図式でも見てみる必要があります。
> 作物・産品ことに当然事情が違って当然です。
> さらに、日本の中で新潟は、他の道県ではと立場や意見そして戦略が違って当然です。
>
>
>
> 中津さんが「他の県が大反対なのに米どころ新潟では試験ですら違和感を感ずる」というご意見を出されたこと誠に鋭い視点であると感じました。
> 個人の立場――家族、年令、収入、価値観等で考えてどうなのか一度考える必要があるように思います。
> この科学技術はそれだけの価値があり又反面恐ろしさもあるように感じられてなりません。
>
> 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以　上。
>
>
>
> 危機管理学会理事
>
> 松延　洋平
>
>


既読者

登録者　舟橋 正浩
日付　　2005-06-06 12:55:28
題名　　食の選択肢の分だけ（Re: 安全と安心について）


島本さま

舟橋です。

> 島本です。毎日、ひまにまかせて投稿しているようで、ちょっと気がひけています。

是非、どしどしとよい条例を作るためにご意見をお寄せ下さい。

> 「環境負荷」について、このご意見は微生物を研究されている、星野　豊様のものです。

専門家の議論は私の方で何とも判断がつかないので、微生物の専門家の
ご回答を待つとして

> 「食の選択肢」については、「北海道食の安全･安心条例」および、「北海道遺伝子組換え作物の栽培等による交雑等の防止に関する条例」を参照しました。

こちらの方で、若干違った切り口で、コメントをしたく。
北海道のとあるベンチャー企業は、遺伝子組み換え納豆を製品化し
「遺伝子組み換え」ということを明記して販売をして人気を博しています。

他方で、某県のとある酒造メーカーは、長粒米を精米する革新的技術を
用いて東南アジアのお米を使って、安価な大吟醸を発売しました。
ところが、いったん日本に水揚げして、日本の大吟醸種をブレンドして
国産として販売しました。

どちらが安全で食の選択肢を増やす行為として誠実なのだろうか、と、
思い出した事を書いてみました。


既読者

登録者　松延 洋平
日付　　2005-06-06 07:51:56
題名　　遺伝子組み換え産品・食品について



遺伝子組み換え産品・食品について、早くもそれぞれ説得力のある議論が
活発に出されており大変勉強させていただいています。

私はこの問題に大変な長い間強い関心を持ってきていますので、とりあえず
大略の感想を申し上げたいと思います。
おって段々に各論的に私が体験した事などを混ぜて意見を差し上げたく
考えています。

遺伝子組み換え技術は、これからの社会のあり方、個人ひとりひとりの生活・生命に深く関わりがある大変画期的な科学技術であってそのプラスもマイナスも世界的な視野からまず見ていく必要がある様に思います。

まずは計り知れないプラスの面ですら日本ではまだ伝えられていない面が
まだ多くあるような気がします。しかし、メリットの例は別の機会にゆずるとしましょう。

一方、まず健康や環境などマイナスの面は多々論じられ、あるいは直感的に感じた人人

それぞれが「食の不安や不信」という形で意見表明されておられるのを
既に幾つか掲載されているものを拝読いたしました。

確かにマイナス面を指摘する不安・不信の意見は「今までのところ科学的には
立証し難い」ことが多いように思えます。
といってこれを非科学的と断じることも間違いです。

この会議を機会に、是非漠然と反対から其の中でより確信的に、より戦略的に
(反対あるいは条件的賛成にでしょうか)になられる意義がたら
今世界的にはこのお問題を自然科学だけの見地からでなくて
幾つかの社会科学の視点から見ていく動きがでてきているようですし、
理論の面だけでなく現場の目線から見ていく動きも出て来ています。

勿論，他の産業の力例えば地域の食品産業のをどう活用するか、
他の先端産業技術はどうなのか、伝統文化、潜在的な地域資源
例えば新潟の食文化は世界でどう力になれるのかなれないのかも考えてみたいと思っています。

この遺伝子組み換え作物・食品の問題は、先進国対途上国、先進国の中でも
米国対EU対日本、アジアの中でも日本対中国・インド対その他の途上国という視点が大事でしょうし、巨大多国籍企業対従来の種苗会社対国の試験研究機関対機関県研究機関対個人という複数の図式でも見てみる必要があります。
作物・産品ことに当然事情が違って当然です。
さらに、日本の中で新潟は、他の道県ではと立場や意見そして戦略が違って当然です。



中津さんが「他の県が大反対なのに米どころ新潟では試験ですら違和感を感ずる」というご意見を出されたこと誠に鋭い視点であると感じました。
個人の立場――家族、年令、収入、価値観等で考えてどうなのか一度考える必要があるように思います。
この科学技術はそれだけの価値があり又反面恐ろしさもあるように感じられてなりません。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以　上。



危機管理学会理事

松延　洋平


既読者

登録者　名倉 弘二
日付　　2005-06-05 23:24:18
題名　　北海道の取り組みの感想＆新潟県の地域の良さを発想にしては


　こんにちは、まちづくりの専門家として参加させて頂いております。
ケイプランの名倉です。
　島本様、貴重なご意見と情報提供ありがとうございます。また、当方のホー
ムページをご覧頂きありがとうございます。
　今日（5日）も昼間、中越地方で震度４の地震があったようですが、昨年の
中越地震は、まだまだ復興段階のなか、新潟の皆様にとってたいへんな出
来事と思っております。
　少し余談になりますが、私が住んでいる東海地域も随分前から東海地震
と東南海地震がいつ起きてもおかしくない状態で、それも同時に発生する
可能性も秘めており、3日間分の食料と水の確保と、そして、夜寝る時に、
手の届く範囲に、靴とその靴のなかに笛と発光ダイオードのライトを入れて
最低限の備えをしております。

　今回のテーマ関連に話を戻しまして、島本様の発言の中にありましたが、
いざ起きてみると予期せぬことは起こりえるものです。いろいろな想定（シミ
ュレーション）を事前にしておくことが必要であり、今回の食品の安全安心と
いう視点でも、子供、孫の次世代に、新潟という地域の良さをどう伝えて、
残していくのかという観点などからも食を捉えることができると思います。
　議事進行係の舟橋さんより、食育という投げかけもされており、各専門家
の方もいらっしゃいますので、様々な視点・想定から、皆さんのご意見・アイ
デアをお聞かせ頂けましたらと思っております。新潟県という地域の持って
いる良さをみつめていくことで、食文化、食の安全安心に関しても発想がどん
どん膨らんで広がっていくことと思います。
　安城市で農業基本条例策定のワークショップの際、まず初めに自分たちの
住んでいるまちの良さともう少し良くなって欲しいところなど挙げて頂いたら、
生活している地域の新たな発見・再認識もあり、農業への発想が広がりました。

　北海道の食の安全安心条例を拝見しました。島本様のおっしゃるように
わかりやすい内容で書かれていると当方も感じました。このわかりやすさ
というのは大変重要と思います。
　先日、愛知県が作成した食と緑が支える県民の豊かな暮らしづくり条例
の基本計画の冊子を見る機会があり、絵とか写真、図など豊富に用いて、
たいへんわかりやすく描かれており、従来の行政が作成する報告書という
感じとは違い、読み物風でした。愛知県サイドもまず県民に手にとって読んで
もらうことを念頭においたのだろうと思いますが、手にとってみたくなるとか
読んでみたくなるようなわかりやすさは重要な要素と思います。
　ちょうど今日の日曜版のこちらの新聞上で、愛知県が前面広告で、上記の
条例の基本計画を紹介しており、今年度は、造語ですが「農楽」という農林
水産業を楽しみながら体験するプログラムを推し進めるようです。

　また、北海道の道産食品全国表示ウォッチャーの試みもユニークで、
拝田さんのおっしゃる新潟産の食品の安全を確保する仕組みづくりも重要
と思います。今、企業でもブランド価値の重要性が高まってきており、食品
に関しても新潟産の安全安心というブランド価値を生み出し、そして高め、
維持する体制づくりは必要な視点と思います。
　道産食品全国表示ウォッチャーの試みは、行政が手がける点がユニーク
であり、小売業界では、似たようなミステリー・ショッパー（覆面買い物客）
という調査を行っています。特に、ミステリー・ショッパーは、アメリカの
小売業界で活況で、顧客に装った調査員を派遣し、店のサービスや店舗の環境
について採点するもので、顧客サービスについての内部調査として利用する
ほか、競合相手の現状把握にも役立っています。安全・安心な新潟産ブランド
を提供していくことがまず前提ですが、その上で、北海道産ブランドなど他地域
との競合もでてくる際に、競合相手の把握も必要になってきます。

島本様、拝田様の北海道の取り組みに関する内容を受けて、感じたことをコメント
させて頂きました。皆様方の生活している新潟県という地域の良さをみつめて、食
の安全安心への感じたことをお気軽にお聞かせ頂けましたらとも思っております。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
有限会社　ケイプラン　　代表取締役　名倉　弘二
地域住民の視点に立ったまちづくりのプランニング＆コーディネーター
〒446-0001　愛知県安城市xxx
TEL：0566-xxx　FAX：0566-xxx
mailto:tsunagu@xxx
まちづくり情報満載のホームページ「ホッと空間　Nagura's　Home」
http://www.townnet.com/tsunagu/index.html
メールマガジン「地域・まちづくり情報＆コラム」も発信しています。
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既読者

登録者　島本 ひろみ
日付　　2005-06-05 19:01:32
題名　　食の選択肢と食育（Re: 安全と安心について）



舟橋　様

島本です。毎日、ひまにまかせて投稿しているようで、ちょっと気がひけています。

登録されている多くの方々からのご意見もお聞かせください。

「環境負荷」について、このご意見は微生物を研究されている、星野　豊様のものです。

『現在、深刻化している環境汚染源には工業化に伴う汚染や家庭からの合成洗剤、漂白剤、殺菌剤、殺虫剤、消臭剤などの化学物質や悪玉菌で腐敗した生ゴミなどがあります。
これら有害で危険なものを家から排出してしまえば終わりではなく、高額な税金を掛けて焼却すればダイオキシンをはじめ多種類の有害物質を飛散させます。また、有害な化学物質により汚染された土壌からは、降雨により汚染物質が河川に流れ、海の汚染を拡大させています。さらに、海に生きる生物により、食物連鎖を介して生物濃縮された魚介類を食べる私たちの体にも入り、複合汚染とあいまって、活性酸素・フリーラジカルを誘発し、アレルギーなど様々な病気の原因として危惧されています。』

「食の選択肢」については、「北海道食の安全･安心条例」および、「北海道遺伝子組換え作物の栽培等による交雑等の防止に関する条例」を参照しました。

「環境と調和した農業の促進」という項目に「消費者の食の安全･安心や環境問題に関する関心の高まりに対応し、消費者の理解と信頼が得られる北海道農業の確立」を挙げています。そして、「環境との調和に配慮しながら安全で良質な農産物を生産するための取り組みが重要である」として、ここでは『クリーン農業』と『有機農業』の総合的推進を挙げています。

「食育」についての関連は、「北の大地のめぐみ愛食運動」というテーマで、地産地消に食育などを合わせたスローフードの取組みを推進する、とあります。

新潟県においても、減農薬栽培をさらに進め技術開発や研究をしていく方向へ転換してほしいものです。公的機関での減農薬栽培や有機農業の研究・推進は消費者の安全の確保へと、つながっているとおもいます。


既読者

登録者　拝田 睦
日付　　2005-06-05 00:02:03
題名　　道産食品全国表示ウォッチャー


北海道の取り組みは、印象的ですね。
全国の消費者の道産食品に対する信頼確保と北海道ブランドの向上を目指すため、全国で販売されている道産食品の適正表示を推進していますね。（以下参照）

http://www.pref.hokkaido.jp/nousei/ns-rtsak/shokuan/watcher-koubo.htm

新潟も農業大県ですから、自らの食の安全の確保は当然として、新潟産の食品の安全を確保する仕組みを条例で作ることが重要では。。。

　拝田＠新潟市


既読者

登録者　島本 ひろみ
日付　　2005-06-04 10:24:58
題名　　ご参考まで・まちづくりにおける安全・安心とは（Re: 安全と安心について



おはようございます。
ケイプランの名倉さまのまちづくりのホームページを垣間見させていただきました。
たいへん、すばらしい内容で参考になります。
ちょっと、この会議室の内容からはみ出してしまう事かもしれませんが、安全・安心をまちづくりにという意味は痛いほど感じております。
昨年の中越大震災に遭遇して名倉さまのページにある地震関連のアドバイスはもっと早く知っているべき内容であったと思っています。
知識として捕らえていても実際に応用できない事もあるのではないかとも思います。
家の外に逃げ出して、何回かの大きな地震が繰り替えし起きたときにわたしも車を車庫から引っ張り出してラジオのニュースをつけました。
最初に聞いたときは自分達の足元が震源であると聞いた事もあり、どこに逃げようかと思いました。ニュースでは公式どおりの避難所への避難を呼びかけていましたが、ここで、一言、事実を確認できるまでは行動を起こさないように、付け加えてほしかったのです。
大地震の場合避難所さえも使えないこともまま起きうるからです。
すこし、関連からはずれているかもしれませんが、「食の安全・安心」を語る場合も、現実の把握は、こうあるべきであるという目標から違っている事があるからです。
民間人から見ると、規則・きまり・目標などほんとうにすばらしいと思われるものが、実際の場面では、融通が利かない・硬直した・理想論という捕らえ方もできます。

食の安全・安心関連の条例で参照されている、北海道の２００４年４月にできた条例では
たいへん、わかりやすい内容であると思います。



> 　こんにちは、まちづくりの専門家として参加させて頂いております
> ケイプランの名倉です。
> 　「安全・安心」という話題が出ておりましたので、まちづくりでもよく
> 「安全・安心なまちづくり」というキーワードが使われます。
> 　先ほどの新潟県の山崎様の文面中にも「安心安全なまちづくり条例」の
> 話題も出てきており、専門家の立場からご参考までに、「安全・安心な
> まちづくり」という表現の意味合いをごく簡単にご紹介いたします。
>
> 　「安全で快適な環境づくり」というハード面と「安心して暮らせるコミ
> ュニティづくり」というソフト面の両面から進めるまちづくりのことを
> 「安全・安心なまちづくり」と一般的に位置づけられています。
> 　具体的には、「安全で快適な環境づくり」というハード面では、派出
> 所の増設、公共公益施設の防犯機能強化、防犯灯の設置と街灯の
> 夜間点灯の励行など挙げられ、「安心して暮らせるコミュニティづくり」
> というソフト面では、コミュニティ活動を通した自主防犯組織の強化、
> 市民の防犯意識の高揚などが挙げられます。
> 　安全と安心、言い換えるとハードとソフトは、いわゆる車で例えると
> 車の両輪で、どちらが欠けてもダメで同時に進める必要があると言え
> ます。
>
> 　また、防犯という視点のまちづくりで言えば、町内会とか自治組織の
> 方々が防犯パトロールをはじめて、その輪が広がり、青色回転灯の
> 解禁など国の制度も揺り動かしました。個人でできる範囲は限られて
> いても、地域のコミュニティを最大限に生かして個人と個人が連携した
> 地域挙げての動きは、立派な第三者機関を上回っていると思います。
> 「安全・安心」という視点からご参考までに述べさせて頂きました。
> 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
> 有限会社　ケイプラン　　代表取締役　名倉　弘二
> 地域住民の視点に立ったまちづくりのプランニング＆コーディネーター
> 〒446-0001　愛知県安城市xxx
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> http://www.townnet.com/tsunagu/index.html
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> 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・


既読者

登録者　舟橋 正浩
日付　　2005-06-04 09:59:16
題名　　食の選択肢と食育（Re: 安全と安心について）


島本様

舟橋です。
ご意見ありがとうございます。

飽食の時代にあって、食品ゴミとそれを処理するコストや環境負荷は
確かに看過し得ない状況にあるのは確かなのかもしれません。
＃この辺はお詳しい方、ご指摘いただければと思います。
＃＃ちょっと、食の安心とずれてしまいましたが....。

> 個人が選択できる範囲が、あまりにも狭い現状では行政機関、
>有識者の良識ある判断をお願いする意外にどんな方法が取れるでしょうか？

食の選択肢の狭さという点では、以前中沢様のほうのご意見で、
着色料抜きのタラコを購入しようと思ったら、すべて着色料入りだった
というお話が合ったように、売り場に選択肢が無いというのも
確かなようです。
しかしながら、そういう、一般流通の外では、無着色のタラコなども
おそらく作っていらっしゃる方もいるのかと思います。

どのようにすることで、個人が多様な食の選択肢が得られるのかは
食の「安心」という側面では特に重要なのかもしれません。
食の選択肢を増やす方策のアイディアなどがありましたら、皆様の
アイディアを是非下さい。


また、こういう選択肢が増えてくると、島本様がおっしゃるように
幼少から何をどう食べてきたかという、食育のあり方がさらに問題に
なるかと思います。
どのような食育のあり方が、今後、この新潟県で望まれるのかという
ご意見を下さい。

よろしくお願い申し上げます。

---
うまく投稿できない方に
---
県事務局にご連絡頂くか私(funahasi@xxx)のほうまで、
お気軽にご連絡下さい。
---


既読者

登録者　名倉 弘二
日付　　2005-06-03 22:12:28
題名　　ご参考まで・まちづくりにおける安全・安心とは（Re: 安全と安心について


　こんにちは、まちづくりの専門家として参加させて頂いております
ケイプランの名倉です。
　「安全・安心」という話題が出ておりましたので、まちづくりでもよく
「安全・安心なまちづくり」というキーワードが使われます。
　先ほどの新潟県の山崎様の文面中にも「安心安全なまちづくり条例」の
話題も出てきており、専門家の立場からご参考までに、「安全・安心な
まちづくり」という表現の意味合いをごく簡単にご紹介いたします。

　「安全で快適な環境づくり」というハード面と「安心して暮らせるコミ
ュニティづくり」というソフト面の両面から進めるまちづくりのことを
「安全・安心なまちづくり」と一般的に位置づけられています。
　具体的には、「安全で快適な環境づくり」というハード面では、派出
所の増設、公共公益施設の防犯機能強化、防犯灯の設置と街灯の
夜間点灯の励行など挙げられ、「安心して暮らせるコミュニティづくり」
というソフト面では、コミュニティ活動を通した自主防犯組織の強化、
市民の防犯意識の高揚などが挙げられます。
　安全と安心、言い換えるとハードとソフトは、いわゆる車で例えると
車の両輪で、どちらが欠けてもダメで同時に進める必要があると言え
ます。

　また、防犯という視点のまちづくりで言えば、町内会とか自治組織の
方々が防犯パトロールをはじめて、その輪が広がり、青色回転灯の
解禁など国の制度も揺り動かしました。個人でできる範囲は限られて
いても、地域のコミュニティを最大限に生かして個人と個人が連携した
地域挙げての動きは、立派な第三者機関を上回っていると思います。
「安全・安心」という視点からご参考までに述べさせて頂きました。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
有限会社　ケイプラン　　代表取締役　名倉　弘二
地域住民の視点に立ったまちづくりのプランニング＆コーディネーター
〒446-0001　愛知県安城市xxx
TEL：0566-xxx　FAX：0566-xxx
mailto:tsunagu@xxx
まちづくり情報満載のホームページ「ホッと空間　Nagura's　Home」
http://www.townnet.com/tsunagu/index.html
メールマガジン「地域・まちづくり情報＆コラム」も発信しています。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・


既読者

登録者　山崎 主事
日付　　2005-06-03 21:49:21
題名　　条例に安心が入っている理由：その��（Re: 安全と安心について）


新潟県山崎です。

失礼しました。添付したＵＲＬがリンク状態になっていなかったですね（汗）。。。
再添付します。

「安全安心なまちづくり電子会議室過去ログ」↓↓
http://www.pref.niigata.jp/seikatsukankyo/kenminseikatsu/bouhan/

「新潟県における食品安全基本方針」↓↓
http://www.pref.niigata.jp/fukushihoken/seikatueisei/syokuinfo/03torikumi/tori01.html

先ほどの「県民の役割」の項目ですが、盛り込むとしたらどんな内容がいいか、皆さんだったらどう考えますか？
もしよろしければ、忌憚のない意見をどしどしお聞かせください。


既読者

登録者　山崎 主事
日付　　2005-06-03 21:35:27
題名　　条例に安心が入っている理由：その�◆�Re: 安全と安心について）


条例に安心を入れる理由は前回述べた時代背景もあると思います。もっと直接的な理由のヒントは、田村さんの下記発言部分にあります。

> 客観的な尺度から安全性を確保し、その情報をきちんと消費者に伝わって消費者の理解と信頼を得ることで安心が確保されるものだと思います。
> 個人の安心には妥協もあるのだと思いますが、安全を確保する側に対しては、やはり100%に近い安全確保をお願いしたいものです。

田村さんは�　峅奮愿�な安全確保」�◆崗霾鹽礎�による理解と信頼」��「不安解消（安心）」という順序を提起されていると思います。そのとおりだと思います。

田村さんは「安全確保」については、「科学的知見に基づいた安全確保を徹底せよ」とおっしゃられているのだと理解できます。県としても、この部分は条例制定の検討を開始する以前からも徹底するよう取り組んできたところです。以前説明させていただいた食品安全基本方針（→http://www.pref.niigata.jp/fukushihoken/seikatueisei/syokuinfo/03torikumi/tori01.html）等もそれらの一環です。言い換えれば、今までも取り組んできているので、科学的安全確保のみが、条例を制定しようとする動機の全てではないということです。

つまり、この条例は（従来に比べて）「効果的に」安心確保をしようと目論んでいます。なので、この条例には、安心という要素が不可欠なのです。

そうすると「正しい情報伝達により理解と信頼を得る」という部分は、施策として非常に重要になってきます。不安の解消は（つまり安心の確保は）正しい情報伝達を抜きには考えられないからです。行政はもちろんそれに取り組んでいる（上記ＵＲＬおよび食の安全インフォメーション参照）ところですが、すべての不安の解消（田村さんの言葉を借りれば、安全と安心の間の溝を埋める）には限界があることも事実です。

そこでこの条例の趣旨の一つが、“「県」「生産者・事業者」「県民」の三者で安全確保に取り組む！”となっているのです。誤解を恐れずに言えば、県民にも何らかの形で安全確保に関わってもらいたいなーと思っています。なぜかというと、食の安全確保に関わっていただければ、関わっていない時よりも、少しは不安の解消へと（つまり安心へと）つながっていくのではないかと期待するからです。

条例の言葉で言えば、それは「県民の役割」という項目になります。


既読者

登録者　山崎 主事
日付　　2005-06-03 21:32:12
題名　　条例に安心が入っている理由：その�　�Re: 安全と安心について）


新潟県の山崎です。

条例の中に安心が入っている理由について、あくまで一担当者（上司が出張中！）として回答します。というか、述べたいことはほとんど田村さんがおっしゃっているので、まずは「安全・安心」に対する私の個人的感想から述べていこうかなと思っています。

私が感じるのは「安心」という概念はなかなか難しいなということです。田村さんも指摘されているように…

> 安全は、科学的な客観性のもとで人が生涯にわたって健康を壊さない（壊す確立が相当に低い）という評価で、安心は、個人の主観的な評価と考えます。
> 安心は個人の主観ですから、安心を測る尺度に個人差が大きく、知識によって大きく左右されると思います。

…という問題があるからです。ですから、そういう不定形のような「安心」に一体どうやって対処したらいいんだろう、不安解消の枠組みを与えたらいいんだろうと思ってしまう時があります。ということは、田村さんの質問は正直言えば厳しいところをついているのかもしれません。（担当者がそんなんでいいのかと叱られそうですが…）

考えてみるに、最近、法律や条例等でも、人々の「安心」を手当てするものが多くなってきたように感じます。４月まで、私の仕事場と同じ階（１３階）にある県民生活課さんのところでも、「安心安全なまちづくり条例」について電子会議室が開かれていました。議論のやりとりの過去ログが県ＨＰからご覧いただけますが（→http://www.pref.niigata.jp/seikatsukankyo/kenminseikatsu/bouhan/の大きい写真の下、注目情報欄）、専門家の方の印象的な発言「…犯罪数は増加していない…のに安心感が失われたいわゆる体感治安が本当の原因…」（４月２５日発言）が示唆に富んでいると感じます。
この場合おそらく「顔見知り圏内が細切れになった」＝「地域共同体が崩壊した」とか色々な原因や背景があるのでしょうけど、社会が成熟すればするほど、安心に対する人々の反応は敏感になってきているのかもしれませんね。

食品でも似たようなことが言えて、昔は共同体の中で「地産地消」したり外からの食品も内容とか来歴が明らかであったり、そういうふうに限定されて流通していたからこそ、地産品の豊かさも感じられたのでしょう。今は島本さんもご指摘のようにモノが溢れる飽食の時代なので、食品の全体像が不透明になってきて、食の安心について人々が敏感になられているのかもしれません。

長いのでいったん送信します。


既読者

登録者　舟橋 正浩
日付　　2005-06-03 12:25:50
題名　　第三者機関に求められるもの（Re: 安全と安心について）


舟橋です。
田村様、ご意見ありがとうございます。
条例に安心が必要となる背景についてのご回答は、
県の事務局の山崎様にお願いします。

ご意見の中にある、安全と安心を擦りあわせるという観点での
第三者機関の役割というのは、非常に説得力を感じました。
これは遺伝子組換のみならず、広く重要なご指摘かと存じます。

でも、どういった第三者機関であれば、皆さん安心感を
感じることが出来るのでしょうか？
皆様のご意見を頂ければと存じます。



このほか、皆さんが日常的に感じる「安心・安全な食」に
関するご意見を頂ければと思います。
よろしくお願いします。
---
うまく投稿できない方に
---
県事務局にご連絡頂くか私(funahasi@xxx)のほうまで、
お気軽にご連絡下さい。
---

> ノロウイルスの検査を担当している田村務と申します。よろしくお願いします。
>
> 安全と安心について思っていることを書いてみました。
>
> なぜ、この条例には安心が入っているのでしょうか？
>
> 安全は、科学的な客観性のもとで人が生涯にわたって健康を壊さない（壊す確立が相当に低い）という評価で、安心は、個人の主観的な評価と考えます。
>
> 安全なものが安心か？
> ＢＳＥの事例では２０ヶ月令以下の牛の検査をやめても、健康への危害の度合いは変わらないと食品安全委員会で評価されたわけですが、国民の感情としては、全頭検査に対する安心感があるわけです。実際に検査を行っていて、国民により近い県は、県民が顧客であるわけですから、県民の安心の確保に価値があると考え、全頭検査を継続するとしているのだと思います。
> 　遺伝子組み換え食品もそうでないでしょうか？科学的な客観的データからは、安全と評価されているが、自然に起きることとはかけ離れた遺伝子操作が行われることから、安心と思えないのだと思います。
> 　また、ここに、安全を評価する尺度の問題もあると思います。
> ものさしが、間違っていたら、安全といっているものは根本的に崩れます。ものさしが正しいかどうかの評価は、第三者的立場の食品安全委員会の仕事と思います。遺伝子組み換え食品の安全の尺度をもう一度委員会で検討してもらえたら、安心も増えるのでないでしょうか？
>
> 　私は、遺伝子組み換え食品で、機能性タンパクの部分は、どうせタンパク質だから消化されてアミノ酸まで分解されてばらばらになれば同じと思っていました。しかし、遺伝子組み換えで組み換えられた部分のペプチド（アミノ酸がつながった物）の一部は消化管から吸収されて体内に入ることがわかってきました。ペプチドはその大きさにより抗原性や機能を持つことも考えられますから、当初別に問題ないと思っていましたが、この文を読んでから、私は安心できないと思っています。
> 　
> 逆に、安心なものは安全か？
> これは全くいえないですね。
> 安心は個人の主観ですから、安心を測る尺度に個人差が大きく、知識によって大きく左右されると思います。
>
> 安心がこの条例になぜ必要か？
> 安全と安心には差があるわけで、できればその差をできるだけ埋めて安心を確保することがこの条例に求められていると思います。
> 客観的な尺度から安全性を確保し、その情報をきちんと消費者に伝わって消費者の理解と信頼を得ることで安心が確保されるものだと思います。
> 　ただ、一定の収入のもとで毎日食べ生きていかなければならないのですから、ハイレベルな安全より、安いものを選ばざるをえないという状況もあると思います。
> 　安心を買うと言うことばがありますが、安心にどれくらい支出できるかは個々の家庭の収入や価値観に依存すると思いますが、あまり高額にならない程度で安心を確保して欲しいと思います。
> 　個人の安心には妥協もあるのだと思いますが、安全を確保する側に対しては、やはり100%に近い安全確保をお願いしたいものです。
>
> 条例を策定する側で「安心」を入れた意図はこのようなことがあるからでしょうか？


既読者

登録者　島本 ひろみ
日付　　2005-06-03 12:23:00
題名　　Re: 安全と安心について


「安全と安心の」尺度がちがうと意見は平行線であるというご意見は納得いたします。
私的な事ですみませんが、昭和２９年から学校給食がはじまり、小学校に入学して最初からコッペパンと脱脂粉乳で育ってきた世代です。なんで、家ではご飯をたべるのに学校ではまずいコッペパンと脱脂粉乳をお昼に食べなければいけないのかと子ども心にも思ったものでした。
おかずも米国製の大きな缶詰のトマトの煮込み料理などがででくると正直なところ、チョコレートやキャレメル、キャンディーを出して欲しかったものでした。
現在は飽食の時代と言われ、食べ残された食品が食材が山のように出されて、流通業の方や飲食業の方はその処理にお金を出しているようですね。
家庭でも、食べ残した食品やおかづ、など毎日のように燃やすゴミや堆肥にとされていきます。
戦後、日本人の体型が欧米の人にだんだん近づいてきて身長も伸び、立派な体格になっています。しかし、それと比例してアレルギー体質、ガン、心臓病。糖尿病など増えて健康でない日本人も増えてきたようです。
私が育ってきた時代は米国から子どもたちの食料として小麦粉や脱脂粉乳、などを輸入してまでも使用せざるを得なかった？かどうかは本当はよくわかりませんが、そのおかげで、わたしたちの世代はどうしてもご飯を食べたいと思わないのです。ご飯がなかったらパンがあるさ、ではないのですが日本人の主食と言われる米を忘れかけている世代なのではないかと思うのです。
多分、主食を忘れたつけが今、わたしたちの体を蝕みかけているのではないでしょうか？
「安全･安心」の確保には時代の必然性があることも考えられますが、戦後の疲弊した社会の中で、子どもたちの学校給食を確保するために良かれと判断して始まったこの事業は現在、無国籍の食生活者の増加を促すための手段であったことがわかってきたのではないでしょうか？
国の食料政策は科学技術の進歩を挙げて一歩たりとも他国に引けをとらないような方策を考えているのでしょうか？
安心はひとの心のなかにある問題ですので、答えがでるような、出ないような感じですが、人が生きていくためには誰でもなにかを食しています。それが押し付けで出されたものでも食べざるをえない。学校給食は結果を検証してこれからの食育政策に生かされる必要があると思います。
個人が選択できる範囲が、あまりにも狭い現状では行政機関、有識者の良識ある判断をお願いする意外にどんな方法が取れるでしょうか？




> ノロウイルスの検査を担当している田村務と申します。よろしくお願いします。
>
> 安全と安心について思っていることを書いてみました。
>
> なぜ、この条例には安心が入っているのでしょうか？
>
> 安全は、科学的な客観性のもとで人が生涯にわたって健康を壊さない（壊す確立が相当に低い）という評価で、安心は、個人の主観的な評価と考えます。
>
> 安全なものが安心か？
> ＢＳＥの事例では２０ヶ月令以下の牛の検査をやめても、健康への危害の度合いは変わらないと食品安全委員会で評価されたわけですが、国民の感情としては、全頭検査に対する安心感があるわけです。実際に検査を行っていて、国民により近い県は、県民が顧客であるわけですから、県民の安心の確保に価値があると考え、全頭検査を継続するとしているのだと思います。
> 　遺伝子組み換え食品もそうでないでしょうか？科学的な客観的データからは、安全と評価されているが、自然に起きることとはかけ離れた遺伝子操作が行われることから、安心と思えないのだと思います。
> 　また、ここに、安全を評価する尺度の問題もあると思います。
> ものさしが、間違っていたら、安全といっているものは根本的に崩れます。ものさしが正しいかどうかの評価は、第三者的立場の食品安全委員会の仕事と思います。遺伝子組み換え食品の安全の尺度をもう一度委員会で検討してもらえたら、安心も増えるのでないでしょうか？
>
> 　私は、遺伝子組み換え食品で、機能性タンパクの部分は、どうせタンパク質だから消化されてアミノ酸まで分解されてばらばらになれば同じと思っていました。しかし、遺伝子組み換えで組み換えられた部分のペプチド（アミノ酸がつながった物）の一部は消化管から吸収されて体内に入ることがわかってきました。ペプチドはその大きさにより抗原性や機能を持つことも考えられますから、当初別に問題ないと思っていましたが、この文を読んでから、私は安心できないと思っています。
> 　
> 逆に、安心なものは安全か？
> これは全くいえないですね。
> 安心は個人の主観ですから、安心を測る尺度に個人差が大きく、知識によって大きく左右されると思います。
>
> 安心がこの条例になぜ必要か？
> 安全と安心には差があるわけで、できればその差をできるだけ埋めて安心を確保することがこの条例に求められていると思います。
> 客観的な尺度から安全性を確保し、その情報をきちんと消費者に伝わって消費者の理解と信頼を得ることで安心が確保されるものだと思います。
> 　ただ、一定の収入のもとで毎日食べ生きていかなければならないのですから、ハイレベルな安全より、安いものを選ばざるをえないという状況もあると思います。
> 　安心を買うと言うことばがありますが、安心にどれくらい支出できるかは個々の家庭の収入や価値観に依存すると思いますが、あまり高額にならない程度で安心を確保して欲しいと思います。
> 　個人の安心には妥協もあるのだと思いますが、安全を確保する側に対しては、やはり100%に近い安全確保をお願いしたいものです。
>
> 条例を策定する側で「安心」を入れた意図はこのようなことがあるからでしょうか？


既読者

登録者　田村 務
日付　　2005-06-03 02:03:10
題名　　安全と安心について


ノロウイルスの検査を担当している田村務と申します。よろしくお願いします。

安全と安心について思っていることを書いてみました。

なぜ、この条例には安心が入っているのでしょうか？

安全は、科学的な客観性のもとで人が生涯にわたって健康を壊さない（壊す確立が相当に低い）という評価で、安心は、個人の主観的な評価と考えます。

安全なものが安心か？
ＢＳＥの事例では２０ヶ月令以下の牛の検査をやめても、健康への危害の度合いは変わらないと食品安全委員会で評価されたわけですが、国民の感情としては、全頭検査に対する安心感があるわけです。実際に検査を行っていて、国民により近い県は、県民が顧客であるわけですから、県民の安心の確保に価値があると考え、全頭検査を継続するとしているのだと思います。
　遺伝子組み換え食品もそうでないでしょうか？科学的な客観的データからは、安全と評価されているが、自然に起きることとはかけ離れた遺伝子操作が行われることから、安心と思えないのだと思います。
　また、ここに、安全を評価する尺度の問題もあると思います。
ものさしが、間違っていたら、安全といっているものは根本的に崩れます。ものさしが正しいかどうかの評価は、第三者的立場の食品安全委員会の仕事と思います。遺伝子組み換え食品の安全の尺度をもう一度委員会で検討してもらえたら、安心も増えるのでないでしょうか？

　私は、遺伝子組み換え食品で、機能性タンパクの部分は、どうせタンパク質だから消化されてアミノ酸まで分解されてばらばらになれば同じと思っていました。しかし、遺伝子組み換えで組み換えられた部分のペプチド（アミノ酸がつながった物）の一部は消化管から吸収されて体内に入ることがわかってきました。ペプチドはその大きさにより抗原性や機能を持つことも考えられますから、当初別に問題ないと思っていましたが、この文を読んでから、私は安心できないと思っています。
　
逆に、安心なものは安全か？
これは全くいえないですね。
安心は個人の主観ですから、安心を測る尺度に個人差が大きく、知識によって大きく左右されると思います。

安心がこの条例になぜ必要か？
安全と安心には差があるわけで、できればその差をできるだけ埋めて安心を確保することがこの条例に求められていると思います。
客観的な尺度から安全性を確保し、その情報をきちんと消費者に伝わって消費者の理解と信頼を得ることで安心が確保されるものだと思います。
　ただ、一定の収入のもとで毎日食べ生きていかなければならないのですから、ハイレベルな安全より、安いものを選ばざるをえないという状況もあると思います。
　安心を買うと言うことばがありますが、安心にどれくらい支出できるかは個々の家庭の収入や価値観に依存すると思いますが、あまり高額にならない程度で安心を確保して欲しいと思います。
　個人の安心には妥協もあるのだと思いますが、安全を確保する側に対しては、やはり100%に近い安全確保をお願いしたいものです。

条例を策定する側で「安心」を入れた意図はこのようなことがあるからでしょうか？


既読者

登録者　舟橋 正浩
日付　　2005-06-02 20:06:33
題名　　Re: 【議題】皆様の感じる、安心・安全な食


舟橋です。
島本様、中沢様、ご意見ありがとうございます。

島本様のご意見について
科学的に遺伝子組換作物の人体への安全性（健康を害するかとか）や、
環境への安全性（生態系を害するかとか）は、専門家のコメントを頂くとして、
安心感という所に関して言えば、こうした農法は非常に不安感を煽るのは
確かなのかもしれませんね。
＃仮に、西村先生が述べていらっしゃったように、自然界で一般的に
＃起きることを再現しているというだけにしても。

そういう意味では自然環境の変遷のスピードを過度に早めてしまうという
名倉先生のご発言なども、不安感の源なのかもしれません。

ということで、安全性についてのコメントは西村先生のほうから
よろしくお願いします。

遺伝子組み替え食品に対する安心感については、このまま議論
できればと思いますので、皆様のほうからもご意見頂ければと思います。


中沢様のご意見について
わたしも、普通に日常的に子供のご飯の食材をスーパーで買物をするので、
表記の添加物は気になります。が、買わざるを得ないのも実情ですよね。
ですので、私たち大人も含めて完全無添加の食品に接することが
減っているようにも思います。
＃私は新潟在住ではないので、事情は異なるかもしれませんが。

皆様のそういう買物等にまつわる、お話などでも結構ですので
「安心・安全な食」にまつわる皆様のご意見をお寄せ下さい。


> 参加者の皆様
>
> 議事進行係の舟橋です。
> 山崎様のほうから条例制定に関する、基本的な流れをご説明いただきましたので
> 資料等の表は皆様のほうで、皆様のほうで随時ご覧頂ければと思います。
>
> まずは、皆様のほうで、普段から感じたり考えたりしている、「安心・安全な食」
> について、ご自由にお書込み頂ければと思います。
>
> 「安心・安全な食」といっても、非常に幅広く、なかなか、ピンとこないかも
> しれません。
>
> ・たとえば、今議論されている、品種改良や遺伝子組換のような、
> 　食の材料の段階から来る農における安心感や安全。
>
> ・また、この材料を、流通させる段階での諸問題に関する安心や安全。
>
> ・はたまた、こうした物を加工する時における段階での安心や安全。
>
> ・さらに言えば、実際に食べる直前の家庭における調理やら食器素材
> 　における安心や安全。
>
> ・近年であれば、外食中食あたりまえなので、総合的な食事をする、
> 　ということにおける安心や安全。
>
> 等々、大変幅広い話題です。
> ヤマザキさあのご紹介頂いた県民アンケートやら、実際の皆様の生活における
> 感覚なんかを交えて「新潟に住んでいるんだから、こういう食が良い」とか
> 「新潟だからこういう食が提供できる」というようなご意見を、是非どんどん
> お書込み下さい。
>
> それでは皆様よろしくお願いします。


既読者

登録者　中沢 明子
日付　　2005-06-02 15:49:36
題名　　Re: 【議題】皆様の感じる、安心・安全な食


こんにちは　津南の中沢です。明日は保育園に通う息子の遠足です。
おにぎりの中身はタラコがいいと言うので先程スーパーに買い物に行きました。
４種類ほど選択の幅があったのですが、どんなに自然の色に近そうだと思っても
裏返すと必ず赤色○○号の文字。着色料を使用していないタラコは皆無でした。
発がん性などの指摘から海外では使用禁止になっている着色料も多いと聞きます。私も普段から赤・青・黄色の着色料を使用しているものはなるべく買わないようにしていますが、今回は「遠足」という息子にとっては特別な日。思い切って買ってしまおうかとも思いましたが結局やめてしまいました。「安心・安全だ」と心から認められないものにお金を払って食べる気になれないからです。ましてや未来を担う大切な子供たちに食べさせるものですからなおさらです。
鮮やかなピンク色は確かに目をひきますし、鮮度も良さそう、美味しそうに見えるかもしれません。けれど「本物」ではありませんよね。
話はタラコの着色料の事から始まってしまいましたが、そもそも海の幸、山の幸が豊富な新潟県に住んでいながら「本物」に接する機会が皆さんにはどれくらいありますか？収穫前の米や野菜、獲れたての魚介類に接する事はありますでしょうか。
小売店やスーパーに行けば食べたいものは何でも手に入りますが、その前の前の前の段階、これはどこからやって来るのか、誰から生み出されるのか、どのように栽培・収穫されるのか、そういう情報まで食品と共に私達消費者に届くと、いざ食べる段になって「これは本物！安心・安全」と「美味しさ」が実感されるかもしれないと思います。逆に「本物」を知らずしては、それと「安心・安全」がどう結びつくかもおぼつかなくなるような気がします。いかがでしょう。


既読者

登録者　島本 ひろみ
日付　　2005-06-02 15:01:07
題名　　Re: 【議題】皆様の感じる、安心・安全な食


「食の材料の段階から来る農における安心感や安全」には「作物の種子」の安全・「生産者」の安全・「生産資材」の安全・「消費者の納得できる生産方法をしている事」・「人間・家畜などの嗜好」に合致するかどうか・など色々な事柄を含んでいると思います。６月１日の遺伝子組換えイネについてのテーマは、大きく捕らえると「作物の種子の安全」であります。農林水産業においてその根底に種子がありこの議論は大変重要な部分です。特定非営利法人　日本有機農業研究会の理事長である佐藤喜作　氏は、２００４年２月の第３２回日本有機農業研究会全国大会で、特別決議「遺伝子組換え作物の国内栽培をやめさせよう！」を提案されています。
　その内容は『生物多様性条約のカルタヘナ議定書に関する国内法の施行を前に、国（農林水産省）は、遺伝子組換え作物の野外での実験栽培に関する指針案を公表し、通常の品種との距離を大豆１０メートル、イネ２０メートル、トウモロコシ６００メートル、ナタネ６００メートルをとればよいと示した。だが、隔離距離の設定では、交雑や混入もたらす「遺伝子汚染」は防げない。自然の営みは単純ではないからである。すでにアメリカ、カナダでは、遺伝子組み換え遺伝子による汚染が回収不能にまで広がっている。私たちは、実験・実用を問わず野外での遺伝子組み換え作物の栽培に反対である。　
　ゆたかな自然のなかで、何千年ものあいだに、多様な作物や品種がつくられてきた。私たちは、遺伝子組み換え品種を必要としないばかりか、除草剤を作物の上から浴びせたり、殺虫性の毒素を生成するような、利益と効率優先の破壊的な農法をとうてい認めることはできない。しかも、特許をもつ企業による農民・農業・農村の支配と横暴をみれば、そのような種子をかけがえのない農地に播かせてはならない。ひとたび栽培されれば、安全・安心、環境と調和する農と食の根底が崩されてしまう。
　国は、こうした危機を真正面から捕らえ、北海道や滋賀県、茨城県の厳しい栽培規制条例案を支持し、各地の生産者、消費者の声や意見書に真摯に耳を傾け、国内栽培をさせないとする立場に立つ規制を率先してつくるべきである。
　いのちの食べものとして受け継がれてきた在来の大豆や菜種、稲や麦を植えよう。そして、それらの種子やそれとともにある農法・文化を守り育て、すこやかな「いのち」を次世代に引き継いでいこう。』少し、長くなりました。みなさまは有機農業をされている方々の決議をどのように思われますか？
つぎに、「生産者の安全」と「生産資材の安全」については、厚生労働省医薬食品局長・農林水産省消費・安全局長により平成１７年５月３０日付けで「平成１７年度農薬危険防止運動の実施について」が出されていますように、６月１日から６月３０日までの一か月間を実施期間としているそうでうが、これも、近年、食品の安全性に関する社会的関心が高まり、農業の適正使用等についてもこれまで以上に強く求められるようになったことを踏まえということです。ちょっと、むずかしいことばで書いてあるので消費者には分りにくいのですが、社会的関心の高まりとはＢＳＥ問題や、とりインフルエンザの流行などをさしているのでしょうか。やはり、消費者は無関心ではいけないのですねえ。
農薬は使用する人もそれを誤った使用方法で生産された農産物を消費することになってしまう人にも大変危険な生産資材です。適正な方法での使用をきびしく監視してほしいものです。


既読者

登録者　舟橋 正浩
日付　　2005-06-02 09:03:11
題名　　【議題】皆様の感じる、安心・安全な食


参加者の皆様

議事進行係の舟橋です。
山崎様のほうから条例制定に関する、基本的な流れをご説明いただきましたので
資料等の表は皆様のほうで、皆様のほうで随時ご覧頂ければと思います。

まずは、皆様のほうで、普段から感じたり考えたりしている、「安心・安全な食」
について、ご自由にお書込み頂ければと思います。

「安心・安全な食」といっても、非常に幅広く、なかなか、ピンとこないかも
しれません。

・たとえば、今議論されている、品種改良や遺伝子組換のような、
　食の材料の段階から来る農における安心感や安全。

・また、この材料を、流通させる段階での諸問題に関する安心や安全。

・はたまた、こうした物を加工する時における段階での安心や安全。

・さらに言えば、実際に食べる直前の家庭における調理やら食器素材
　における安心や安全。

・近年であれば、外食中食あたりまえなので、総合的な食事をする、
　ということにおける安心や安全。

等々、大変幅広い話題です。
ヤマザキさあのご紹介頂いた県民アンケートやら、実際の皆様の生活における
感覚なんかを交えて「新潟に住んでいるんだから、こういう食が良い」とか
「新潟だからこういう食が提供できる」というようなご意見を、是非どんどん
お書込み下さい。

それでは皆様よろしくお願いします。


既読者

登録者　山崎 主事
日付　　2005-06-01 20:59:29
題名　　新潟県食品安全条例（仮称）の説明について…（続）


新潟県事務局の山崎です。
コーヒーも飲み終わってしまいましたので、条例制定経緯の続きをお話ししたいと思います。肩肘のコる話はイヤなのですが、もう少しお付き合いください。

私も４月に赴任してきたばかりでその時不思議に思ったのですが、そもそも県が主体となって（そこにはもちろん県以外の様々な人々が関わっていますが…）食の安全確保の施策を実行してきたにもかかわらず、それでもなお、新潟県が食品安全条例を制定「しようとしている」理由について、です。

電子会議室の実施要領や利用規則の導入部分に、必ず枕言葉のようにくっついて登場する文句があります。引用すると…
「…安全・安心な食品を享受し、かつ、提供する新潟県を目指すため…」
と、あります。実は、ここには、次の２つの趣旨がこめられています。

(1) 「県」と「生産者および事業者」、それに「県民」とともに取り組むために…
　すでにお話しした条例制定検討以前の食の安全確保のための施策は、あくまでも「県」が主体となった取り組みでしたが、そもそもこれだけ社会環境が複雑化している中で食の安全確保を今まで以上に達成していくには、「県」主体というだけでなく「生産者および事業者」と「県民」が一体となって取り組む必要があります。　　

(2) 食料供給県としての新潟のさらなる飛躍のために…
　農産物の生産や加工食品の製造等が盛んな新潟県において、新潟県産食品の安全性が高まることで、県内外の人々の信頼を得ることにつながります。このように、三者が一体となった食の安全確保の取り組みによって、新潟県産食品の魅力がアップし、様々な形での波及効果が期待できます。

実は、これらの趣旨を達成するため＝「安全・安心な食品を享受し、かつ、提供する新潟県を目指すため」、条例を制定する必要性が出てきているということです。

蛇足ですが…電子会議室実施要領はこちら↓↓↓
http://www.pref.niigata.jp/fukushihoken/seikatueisei/syokuinfo/topics/pdf/t050525a.pdf
電子会議室利用規則はこちら↓↓↓
http://www.pref.niigata.jp/fukushihoken/seikatueisei/syokuinfo/topics/pdf/t050525b.pdf

条例制定が検討されるに至るまでの経緯は、大まかにいうと大体このような感じです。
条例の細かい内容面についての材料は、皆さんが電子会議室に慣れてきた頃を見計らって提供させていただきたいと思います。
予習しておきたい！という方は、新潟県食品安全条例(仮称)の制定についてのページへ、こちらのＵＲＬからどうぞ…↓↓↓
http://www.pref.niigata.jp/fukushihoken/seikatueisei/syokuinfo/topics/t050601.html

登録者　山崎 主事
日付　　2005-06-01 20:12:12
題名　　新潟県食品安全条例（仮称）の説明について…


新潟県事務局の山崎です。

参加されている方々、遅くなりまして大変申し訳ございません。
県庁の窓の外はすでに暗くなっております。インターネットはスピードが命なのに、これではその利点を活かしていることにならないじゃないかと、新潟市内の夜景を見ながら（本当は必死にキーボードを打ちながら）反省しております。

それではさっそく、なぜ条例を制定することになったのか、その経緯について説明したいと思います。

まず、条例制定の話が浮上する以前の、新潟県の食の安全確保に対する取り組みについて説明します。
そもそも、食の安全確保に対する取り組みを強化することになった発端は、食に関する様々な事件が頻発し、社会の中に食に対する不安が広がったという背景があります。新潟県が平成14年度に行った県民アンケート調査『食品の安全性に関する意識について』では、実に７５％以上もの県民が、食に対して不安を抱いているという結果が出ています。

※※※もっと詳しく知りたい方は…下記ＵＲＬへ↓↓
http://www2.pref.niigata.jp/niigata/WebKeiji.nsf/866923c2b7b8bd2e49256fc60006bc24/49256fd5005b6a2ac9256c160016bf34?OpenDocument


この不安の解消を目的として、県では平成１５年度に『新潟県における食品安全基本方針』を策定しました。内容を簡単に説明すると、３つの基本姿勢（�‐暖饉圓了訶澄ξ�場で考える�∪源困�ら消費まで一貫した暗然確保�８�民全体で推進する）のもと様々な方針を策定したものです。
その方針とは、例えば、「にいがた21地産地消運動」「トレーサビリティシステム」の推進、ＨＡＣＣＰシステム導入、食品表示ウオッチャー、県民参加の懇談会開催、などです。
加えて、同方針を具体的に実行するため、アクションプラン（平成16年度版は実施済み、平成17〜19年度版は策定済み）を策定するなどしています。
このような形で、県が主体となって食の安全確保への取り組みを行ってきました。　

※※※もっと詳しく知りたい方は…下記ＵＲＬへ↓↓
http://www.pref.niigata.jp/fukushihoken/seikatueisei/syokuinfo/03torikumi/tori01.html

いったんここで、話を区切ってコーヒーブレイクとします。（私も実際コーヒーを入れて飲んでますし…）


既読者

登録者　名倉 弘二
日付　　2005-06-01 17:46:36
題名　　ご挨拶（Re: 【ご連絡】専門家ご紹介


皆さんこんにちは、初めましてケイプランの名倉と申します。
　この度、まちづくりの専門家という立場で関わらせて頂きます。
よろしくお願いいたします。
　私は、愛知県安城市に住んでおり、年配の方はご存知の方もいらっし
ゃるかも知れませんが、かつて農業先進地として「日本デンマーク」と
呼ばれた土地柄です。
　私は、地域住民の視点に立ったまちづくりのプランニング＆コーディ
ネーターとして、中心市街地の活性化を商業という視点だけでなく、
農業や学校と連携した取り組みを推進しております。
　また、安城市が農業基本条例を策定する際に、市民、商業者、生産者
などの意見を集約するワークショップのコーディネートを行ったことも
あり、その観点から今回お招き頂いたと思っております。

　遺伝子組換、品種改良の話題が第一報で挙がって、専門家の西村先生
からその違いについてご説明の流れを伺っていまして、人間になじむ
スピードかどうかという観点も重要なのだろうと感じました。
　人間になじむスピードかどうかという観点で、私が関わった安城市
農業基本条例の際のエピソードを少しお話します。
　議論の論点は、開発がいいかどうかという話題のなかで、人間がなじむ
スピードで環境が変わっていくことはいいというところに落ち着きました。
　事例として、安城の開発の様子を取り上げました。安城というのは、
冒頭で述べましたように、日本デンマークと呼ばれたほど農業先進地と
して田園豊かなところです。しかし、江戸末期から明治にかけて開発さ
れる前では、安城が原と呼ばれた荒れ地で、食物など育ちませんでした。
　そのような荒れ地が、豊かな田園地帯になったのは、愛知県中央を
流れる矢作川から明治用水という今でいう大規模開発を行って水を引いて
きたことです。
　明治用水という開発は、別の言い方をすると自然破壊です。しかし、
そのことに対して、ほとんど誰も怒らないし、恨まないし、環境もそんな
に壊れていません。昔の開発というのは自然になじむスピードでやってい
ました。江戸末期から明治にかけては、ブルドーザーなど機械もなく
人間の手でやっていたので、その頃の環境を変えるスピードはゆるやか
でした。
　今の豊かな田園が広がる安城になるまで先人たちが開発して100年余り
かけてきたことを、今現在の開発は、数日で、100年くらいかけてきたこと
を一気に簡単にやってしまいます。
　昔の開発は、自然になじみながら、開発を少しずつ少しずつ行ってきて、
日本中開発しても、とんでもないことは起こりませんでした。しかし、
今は、一気に数日で100年分を変えるなどするから環境が自然に適応できなく
なっています。自然の治癒力が働かない状況となっています。

　自然になじむスピードという観点は、紹介した事例だけでなく、いろいろ
な点で参考になるのではないかと思い、掻い摘んで紹介させて頂きました。
それでは、これから1ヶ月あまりよろしくお願いいたします。
まずは、ご挨拶まで申し上げました。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
有限会社　ケイプラン　　代表取締役　名倉　弘二
地域住民の視点に立ったまちづくりのプランニング＆コーディネーター
〒446-0001　愛知県安城市xxx
TEL：0566-xxx　FAX：0566-xxx
mailto:tsunagu@xxx
まちづくり情報満載のホームページ「ホッと空間　Nagura's　Home」
http://www.townnet.com/tsunagu/index.html
メールマガジン「地域・まちづくり情報＆コラム」も発信しています。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・


既読者

登録者　神田 光雄
日付　　2005-06-01 15:52:10
題名　　Re: あなたは遺伝子組換えの米を食べたいですか？


> > 遺伝子組み替えって　品種改良とは根本的に違うのでしょうか？
> > 初歩的な質問ですいません
> 早速のご質問ありがとうございます。わたしも、科学的な知識がないものですから以下のホームページを参照ください。このページはリンクは事由にどうぞとあります。
> 「食政策センター・ビジョン２１」http://www.yasudasetsuko.com/gmo/faq.htm
> このページには、「遺伝子組換えってなに？」という問い合わせに答えて、以下のような答えがあります。「まず遺伝子暗号を解析して、どんな働きをしているかを調べます。そうすると特定の遺伝子の働きを押えてたり、またはこれを切り取って、別の生物の遺伝子配列の中にいれこみ、新しい性質をもった生物を作り出す事ができます。このような技術の事を、遺伝子組換えといいます。」とあります。
> さらに、遺伝子組換え食品は、「遺伝子組換え技術によって作られた、まったく新しい食品の事です。」とあります

ご回答ありがとうございます　違いが良くわかりました


既読者

登録者　西村 訓弘
日付　　2005-06-01 15:51:00
題名　　RE: [ppsniigata-FoodSafety]Re: あなたは遺伝子組換えの米を食べたいですか？


先程のメールでは文字化けとなってしまい申し訳ありませんでした。遺伝子組み換えと品種改良の違いについて若干コメントさせていただきます。

品種改良と遺伝子組み換えの違いですが、植物の中で起こっている現象は大きな定義では同じで、違う親植物からの遺伝情報を組み換えることで親とは違った特徴（専門用語では形質といいます）を持つ子植物を作るという作業になります。これを品種改良では、親のめしべとおしべを掛け合わせる（たとえば、青色の花と赤色の花の植物を掛け合わせて紫の花を作る）ことで行い、遺伝子組み換えでは特定の性質を持つ遺伝子（たとえば農薬に強い性質となるような遺伝子）を植物体に組み込むことで行います。

少し話を戻して自然界で起こっていることについてお話しますと、実は品種改良のような性質の違う親植物が掛け合わされるようなことは頻繁に起こっています。いってしまえばそのような自然な掛けあわせの連続で進化が進んできたと言えると思います。従いまして、品種改良はこのような自然界で起こってきたことを人間の手で意図を持って実施しているという表現もできるかと思います。一方の遺伝子の組換えについてですが、これも実は自然界で起こっている現象のひとつになります。例えば、土の中の根に感染するような土壌微生物と植物が遺伝子の交換を行うことなどが知られています。バイオテクノロジーとか遺伝子組み換えなどという言葉が、一般的に使用されるようになって来ましたが、言葉の響きから、どうしてもすごいことのように思われてしまいがちですが、厳密に言うと、生き物などの自然界で起こっている現象の一部を切り出して利用する技術であるというのが実際のところです。

ただ、品種改良と遺伝子組み換えの大きな違いは、品種改良では親の組み合わせを変えるということしかできないので、言えば、自然界で起こる現象の範囲内でしか遺伝子の組換えを起こすことはできません。しかしながら、遺伝子組み換えでは理論的にはどんな遺伝子でも操作したい植物などに導入することが可能なので、本来は自然界では起こりえない現象（植物に人の遺伝子を組み込むなど）までできてしまうことになります。このため、自然界で起こりえないことをどこまで実施しても良いのかという倫理観をしっかりと持って、遺伝子組み換え技術を利用することがとても重要になります。

以上のような、自然界の現象との相違点と特徴を理解の上、遺伝子組み換えという技術の利用について考えていくべきだと思います。


既読者

登録者　中沢 明子
日付　　2005-06-01 15:05:15
題名　　Re: あなたは遺伝子組換えの米を食べたいですか？


津南町の中沢です。遺伝子組み換えイネの屋外栽培試験、私も反対です。他の県で大反対にあって中止されてきたこの試験を、米どころの新潟県で行うことにとても違和感をおぼえます。小さな子を持つ母親として、普段の食品選びには気を遣います。価格、鮮度、余計な添加物を使っていないか、など。しかし、遺伝子組み換えされたものに関しては、もしかすると知らずに口に入ってくる可能性が出て来る訳ですよね。人間の五感を駆使しても決してわかりません。人体や環境にどのように影響が出てくるか未知のものを一体誰がどこで食い止めるのでしょうか。やはり私達のような末端の者が「そのようなものは食べたくない、作って欲しくない」と声を大にしなくてはならないのでしょう。米作りはとても手がかかります。農家の方々の真摯で熱心な姿勢には頭が下がります。機械化や品種改良は時代の流れだとしても、遺伝子組み換えだけは全く次元の違う問題だと思えて仕方ありません。この会議室で様々な意見をお聞かせ願えればと思います。


既読者

登録者　舟橋 正浩
日付　　2005-06-01 13:42:42
題名　　【ご連絡】専門家ご紹介


舟橋＠議事進行係です。

本会議室に専門的議論を展開する上でサポートいただけるように
県外から、数名の専門家を入れております。

松延洋平　氏　日本危機管理学会理事

西村 訓弘 氏 三重大学医学部産学連携医学研究推進機構
　　　　　　　特命教授（マネジメント・プロフェッサー）

丸山 和俊 氏　株式会社インターフードテクノロジーズ
　　　　　　　代表取締役社長

名倉 弘二 氏　有限会社ケイプラン代表取締役

葛巻 岳 氏　　株式会社テレウェイヴリンクス

以上の皆様です。ご専門のご紹介も含め、自己紹介いただければと存じます。
＃遺伝子組み換え関連にお詳しい西村様、できれば、遺伝子組み換えに関する
＃ご質問にお答えいただければ幸いです。


既読者

登録者　西村 訓弘
日付　　2005-06-01 13:24:04
題名　　RE: [ppsniigata-FoodSafety]Re: あなたは遺伝子組換えの米を食べたいですか？


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-----Original Message-----
From: shimamoto-masao@xxx [mailto:shimamoto-masao@xxx]=20
Sent: Wednesday, June 01, 2005 12:48 PM
To: ppsniigata-FoodSafety@pps.NI.tama.ac.jp
Subject: [ppsniigata-FoodSafety]Re: =
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http://www.pref.niigata.jp/fukushihoken/seikatueisei/syokuinfo/


既読者

登録者　島本 ひろみ
日付　　2005-06-01 12:48:25
題名　　Re: あなたは遺伝子組換えの米を食べたいですか？


> 遺伝子組み替えって　品種改良とは根本的に違うのでしょうか？
> 初歩的な質問ですいません
早速のご質問ありがとうございます。わたしも、科学的な知識がないものですから以下のホームページを参照ください。このページはリンクは事由にどうぞとあります。
「食政策センター・ビジョン２１」http://www.yasudasetsuko.com/gmo/faq.htm
このページには、「遺伝子組換えってなに？」という問い合わせに答えて、以下のような答えがあります。「まず遺伝子暗号を解析して、どんな働きをしているかを調べます。そうすると特定の遺伝子の働きを押えてたり、またはこれを切り取って、別の生物の遺伝子配列の中にいれこみ、新しい性質をもった生物を作り出す事ができます。このような技術の事を、遺伝子組換えといいます。」とあります。
さらに、遺伝子組換え食品は、「遺伝子組換え技術によって作られた、まったく新しい食品の事です。」とあります。


既読者

登録者　舟橋 正浩
日付　　2005-06-01 12:00:59
題名　　議事進行係の舟橋です／諸注意事項


食品安全条例制定に係る県民会議室ご参加の皆様

本会議室の議事進行係をおおせつかった舟橋と申します。
これから本会議室終了の、今月末までお付き合いいただけますよう
よろしくお願い申し上げます。

まずは、新潟県福祉保健部生活衛生課の山崎様のほうから、本条例
制定に関する背景等のご説明をいただければと存じます。

--
ちなみに、発言の投稿は、メールの返信、もしくはサイトへの
ログインを使ってすることができます。
皆様から、自己紹介と、食の安心、安全に対する想いやなどを、
このメールに返信するなどして、ご投稿頂ければと思います。

また、既にご登録頂いていて、うまく投稿できなかった方も
お手数ですが、以下をご確認下さい。
特に、メールで投稿する際の注意事項(注意事項の２)を確かめて
頂けると助かります。

以後、操作等、システムで不明な事があれば、議事進行係の
舟橋(funahasi@xxx)まで、直接メール頂ければと
思います。


○皆様共通----------------------

１．自分の登録メールアドレスとパスワードを確認しましょう
http://pps.ni.tama.ac.jp/glm/niigata.html
の所から、「登録時に申請したメールアドレス」と機械のほうから送られてきた
「仮パスワード」もしくは、ご自分で再設定された「パスワード」を使って
ログインをお確かめ下さい。

○メールでのご発言の場合--------

２．メーラー(メールソフト)の設定をご確認しましょう
規約にあわせて、このシステムは添付ファイルでの投稿は禁止されています。
システムの都合上、HTML形式のメールは添付ファイル付きメールと認識されます。
テキスト形式のメールのほうに設定をあわせて下さい。
また、ソフトによってはシグニチャ（署名）に画像等利用できるものもありますが
こちらのほうも設定を解除して利用して下さい。

OUTLOOK EXPREEの方は下記のサイトなどを参考に設定をお願いします
http://www.conte.jp/ml/outlook.html

○ホームページからログインして発言される場合---

３．発言内容はテキストエディターで作るか直接打ち込んで下さい。
返信にせよ、新規発言にせよ、ワードやエクセル等で一度作ったものを、
コピーして、フォームに張り付けるのは避けて下さい。できれば直接
ご入力下さい。
どうしても事前に打ち込みたい場合は、テキストエディタ(「メモ帳」等)にて
事前に入力をお願いします。

４．返信ボタンは気をつけて下さい。
返信したい発言まで移動されて、返信する際は「返信」ボタンをすぐに
押すのではなく、その下にある、フォームに内容を書込んでから、
フォームの上にある「返信」ボタンを押して頂くか、フォームの下にある
「投稿」ボタンを押して下さい。

以上、お手数で恐縮ですが、ご確認の上、どしどしご投稿下さい。

※まだ、自己紹介されていない方も、どんどん投稿して下さい。
　もしうまく投稿ができないようでしたら、その旨、ご連絡下さい。


既読者

登録者　山崎 主事
日付　　2005-06-01 11:52:05
題名　　新潟県　福祉保健部　生活衛生課　山崎です。


新潟県食品安全条例(仮称)についての県民電子会議室にご参加いただき、大変ありがとうございます。
さっそく意見の投稿があったようですね。第一声どうもありがとうございました。
投稿の意見の問題のみならず、食の安全・安心についての問題は、皆様の非常に関心の高い事柄だと思いますので、日頃感じていること、お互いへの意見等を率直に発信し合って、相互理解を深めて行けたらいいなと思っております。
新潟県では「安全・安心な食品を享受し、かつ、提供する新潟県を目指して」上記条例の制定を検討していますが、まずは、条例の事柄にとらわれることなく、食の安全・安心について意見を投稿していただけたら幸いです。
これから、一ヶ月間よろしくお願いします。

※後ほど、条例等についての基礎知識等を、この会議室で提供する予定です。


既読者

登録者　神田 光雄
日付　　2005-06-01 11:47:12
題名　　Re: あなたは遺伝子組換えの米を食べたいですか？


遺伝子組み替えって　品種改良とは根本的に違うのでしょうか？
初歩的な質問ですいません
> 今日の新聞各社の新潟県内ニュースを見ましたか？上越市の北陸研究センターで遺伝子組換えイネの屋外栽培・田植え強行という見出しで農家や消費者が反対する中を研究センターの担当者が組換えイネを植えつけている写真入りのニュースです。今年（平成１７年度）から新潟県のコシヒカリはすべてBLコシヒカリに品種が変わったそうですが、先の遺伝子組換えイネと今年から代わったBLコシヒカリとは大きな違いがあります。消費者としては遺伝子組換えのダイズ製品やトウモロコシはできるなら食べたくないのです。しかし、遺伝子組換えの菜種からの食用油や遺伝子組換えのジャガイモは日常の食生活から締め出すにはどうしたら良いのか検討もつきません。それに、さらに国ではアルファルファ（食用・飼料用）も遺伝子組換えをつくる実験を許可するそうですが、消費者はみなさん本当にそのような農作物を食べたいと考えているのでしょうか？皆さんは食べたいですか？食品として人。家畜等が口に入れるための安全性が確実に保証されない農産物を屋外で栽培実験することは反対です。みなさんはどうお考えですか？


既読者

登録者　島本 ひろみ
日付　　2005-06-01 10:52:11
題名　　あなたは遺伝子組換えの米を食べたいですか？


今日の新聞各社の新潟県内ニュースを見ましたか？上越市の北陸研究センターで遺伝子組換えイネの屋外栽培・田植え強行という見出しで農家や消費者が反対する中を研究センターの担当者が組換えイネを植えつけている写真入りのニュースです。今年（平成１７年度）から新潟県のコシヒカリはすべてBLコシヒカリに品種が変わったそうですが、先の遺伝子組換えイネと今年から代わったBLコシヒカリとは大きな違いがあります。消費者としては遺伝子組換えのダイズ製品やトウモロコシはできるなら食べたくないのです。しかし、遺伝子組換えの菜種からの食用油や遺伝子組換えのジャガイモは日常の食生活から締め出すにはどうしたら良いのか検討もつきません。それに、さらに国ではアルファルファ（食用・飼料用）も遺伝子組換えをつくる実験を許可するそうですが、消費者はみなさん本当にそのような農作物を食べたいと考えているのでしょうか？皆さんは食べたいですか？食品として人。家畜等が口に入れるための安全性が確実に保証されない農産物を屋外で栽培実験することは反対です。みなさんはどうお考えですか？